顔中心に大きなニキビができたら要注意!
いつもは頬やおでこ全体フェイスラインにできるのにいきなり、顔の中心に大きなニキビができたらとても驚きます。
驚くだけではなく、仕事や学校に行ったりと人前に出るのが少し恥ずかしく感じてしまいます。
眉間、目元、鼻の頭にできた大きなニキビ、いつもと同じニキビの薬を塗ったり、ニキビ用のスキンケアをしてもまったく治らずズキズキと激痛に襲われたことはありませんか?
それは、ニキビではなく面疔(めんちょ)と呼ばれるものかもしれません。
めんちょとニキビの違いは何?
皆さんご存知の通り、ニキビは毛穴に汚れや皮脂が溜まり誰もが持っているアクネ菌が繁殖し炎症がおきできてしまうものです。
めんちょはニキビと違いアクネ菌ではなく黄色ブドウ球菌という菌が毛穴の奥に入りこみ炎症を起こすという点に違いがあります。
めんちょうの原因となる黄色ブドウ球菌は人の皮膚や身の回りに多く有り、食中毒の原因になる事で有名な常在菌になります。
一般に黄色ブドウ球菌などの細菌は高温多湿を好むため、肌に小さな傷ができたり、皮膚が湿度が高い状態が続くと、毛穴に黄色ブドウ球菌が増殖し炎症を起こします。
なので、皮脂が出やすい方やニキビ肌質の方はめんちょもできやすい傾向になってしまうのです。
めんちょとニキビの見極め方
顔中心にできる
ニキビと違いできる箇所も顔中心と決まってできることが多いです。鼻の頭や鼻の下、眉間や顎などに主にできます。
赤くて大きい
面疔の中心には傷があることが多く赤く大きく腫れパンパンに詰まっている感じがあります。しかし、ニキビも炎症がおきていたり化膿していると赤く大きく腫れあがることはあるので、さほどニキビと見た目の違いはありません。
治りずらい
ニキビは1週間もすれば炎症も落ち着き痛みもほぼ感じなくなってきますが、めんちょの場合は1ヶ月経っても大きさも痛みもまったく変わらないなんてこともあります。ニキビとまったく違い、ニキビと同じケアをしても治らないということはよくあります。
ここがニキビとめんちょの大きな違いかもしれません。1週間以上同じ大きな炎症がおきているニキビが続くようであればめんちょを疑ってみましょう。
ニキビを改善させるために試してほしい一週間ケアがあります。面疔の場合も同様一週間試してみてください。
激痛を伴う
通常のニキビよりも痛いかもしくは、炎症がおき化膿しパンパンになったニキビのように激痛があります。少し触れただけでも非常に痛みが伴うのが特徴です。なかなか痛みの引かないニキビがあったら要注意です。
めんちょができる理由
元々ニキビができやすく肌が弱ってしたり、肌の免疫が低下している方はとてもできやすいです。
特に思春期ニキビの時に同時に鼻の頭に大きなニキビができて痛かったなんていう経験はないでしょうか
キズなどから黄色ブドウ球菌が入り起こることもあるため、ニキビを潰した傷から菌が繁殖したというケースも起こりうるのです。
さらに、年齢ととも代謝が乱れ、免疫が落ちてしまうことや、運動不足やストレスなども原因の一つになります。
さらに皮脂分泌が過剰で肌がベトベトしていたりメイク汚れが付着して菌が繁殖することもあります。洗顔や肌を清潔に保つというのはニキビ同様必須になります。
めんちょが危険といわれるわけ
面疔ができる部分は他と比べて皮膚が薄いため細菌が繁殖して、毛穴の奥入り、感染すると骨膜炎・脳膜炎 ・脳炎などの大きな病気につながってしまうこともあるといわれています。また面疔は血管などを通して他の部分に感染することもあるので気を付けなければなりません。
おばあちゃんがめんちょを触ると怒るわけ
昔、効き目のある抗生物質がなかった時代には、顔にできた「おでき」を潰したことによって髄膜炎を起こし、亡くなってしまう人もいたそうで、
そこから、おできの中でも顔にできるものを「めんちょ」あるいは「めんちょう」と呼ぶようになったそうです。
だからおばあちゃんは顔の中心にできたものは触ると病気になるなどというわけなんです。
ニキビと同じようにスキンケア
めんちょも菌が繁殖してできているわけですからニキビ同様しっかりとしたスキンケアが必要になります。
スキンケアを間違えていたり、いじったり潰したりしていると、顔中心のただでさえ目立って恥ずかしいニキビが何か月も治らない、なんてことになりかねません。
早めに対応をして改善でいるようにしていきましょう。
ニキビ同様、触らないということはもちろんですし、可能であれば肌に優しい洗顔石鹸を使って、お肌を整えてあげましょう。あまり洗浄力の強いものではなく敏感肌タイプや、保湿成分が入っているものをおすすめします。
肌の汚れを適切に落とし、ニキビの改善・予防にもなりますし、めんちょうの原因となる菌を取り除くこともできます。
そして潤いも残しているためお肌のバリア機能も正常に保たれ強いトラブルのない強いお肌をつくるのはとても大切になります。
無添加・無着色でとてもお肌に優しい洗顔石鹸もありますので、何を使ったらいいかわからないという方はぜひ使用してみてください。
刺激に弱くなっているニキビ肌の方に使用していただきたいオススメ石鹸はコチラ
洗顔も間違った洗顔方法をしてしまうとお肌が弱ってしまいトラブルの出やすいお肌になったりめんちょを悪化させてしまう場合もあるので正しい洗顔方法をお勉強することをお勧めします。
不安であれば皮膚科に行きましょう
あまりにも長引くようなら皮膚科で診てもらうようにしましょう。
頑固でなかなか治らないめんちょもあるのでお医者さんに診てもらい処方してもらった薬を塗るのが安心できるかもしれません。
目立つ部分にできるので気になって触り悪化する前に早期改善を目指しましょう。